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3つの死・・ニヒリズム

みなさん、こんにちわ。

最近のニュースを読んだり報道番組を見たりしていると、将来への不安感や世の中の不条理と精神の欠如感を感じて、何もしたくない・考えたくないww症候群に私は陥ってしまっておりますが、皆様は大丈夫でしょうか^^;?

みなさんは「ニヒリズム」という言葉をご存知でしょうか。
それはそれはこわ~い病や悪霊のようなものですが・・(>_<)

ニヒリズムというのは、人が生きていく上で必須条件である「知ること」「信じること」「求めること」の3つすべてを、否定してしまう立場のことをいいます。
一切の価値を認めないとする虚無主義的立場が「ニヒリズム」です。

それは自暴自棄の状態にも似ています。
「もう何もかも嫌だ。どうなったっていい。世の中も自分も友達も学校も、全てがなくなろうがどうなろうが関係ない。」
普通は一過性のものなので、落ち着いてくればまた元通りに前向きに考えられるようになるようですが、自らの存在に意味を見出せなくなったときは、危険だといいます。

ある方が小冊子で次のようなコラムを書いていました。

「罪のない7人の命が奪われ、10人が負傷した秋葉原無差別殺傷事件の加藤被告に、3月24日、東京地裁は死刑判決が言い渡されました。 被告は決して特異な人間ではなく、仕事にも一生懸命で、アニメやゲームに熱中する普通の若者だったと職場の同僚は証言しました。 しかし被告は子どもの頃に心を解き放つファンタジーの世界を母親によって禁止され、禁欲的な生活を強いられてきたため、癒される経験をしていなかったことが、実の弟の発言からわかっています。・・・そのような心ない犯人の予備軍ともいえる患者は、次のように話しました。『自分は子どもの頃から居場所がなかった。自由もなかった。友人もいない。人と関わるのが怖くて社会にも出られない。気が狂いそうな孤独感と不安に押しつぶされそうな感じになる。そんなとき、同世代の楽しそうな笑い声が外から聞こえてくると、殺意が湧いてくる。殺したら自分がここに存在していることを証明できるような気がする』。」

この彼のように、自分の存在を確認できるような場面や環境がないと、人間の頭はオカルトチックになります。破壊衝動が突き上げてくるのが普通だと思いますよ。
母親から厳しくしつけられる、ただただ甘やかされるというしつけは、子どもにとって自分自身の存在を肯定する意欲や意志を剥奪するか、殺すかしてしまいます。
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マウリッツ・エッシャーの絵

みなさんはどう思われるでしょう?
生きる上で必須条件である知りたいと願うことも、絶望から救われるために信じてみようと思うことも、また救いや希望を何かに求めることもできないとしたら!
「答え」=「ない」という結論を出してしまうと、虚無になってしまいますよね。
それこそが超悲劇なのです。

古代ギリシャで罪を犯したものに対し、最大の刑罰の1つに、朝、山のふもとから山の頂上まで大きな重たい岩を運ばせるということがあったそうです。
頂上へ運んだのち、昼過ぎにはその岩をもって夜までにふもとにあった場所に戻させました。
この重労働を毎日、毎日やらせる。というものでした。
この労役をさせられると、数日後には必ずその人は発狂してしまうそうです。
発狂して気がおかしくなるだけでなく、生きることに意味を見出せず、無意味さゆえに自然死してしまうことさえあったそうです。

意味を見出せない作業は、創造も進歩も発展もありません。
すべてが絶望であること・・・3つの死
それは人間にとって精神の死を意味するのですね。

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マヤ暦という時のピラミッドでは、時を運ぶ神様が伝説の中心にいます。
人間の時間は、重たいはずです。(重力あるし!^^;)
時を運ぶ神がニヒリズムになったら、人間は大変なことになりますねー
毎日毎日、ひたすら重たい時を担いでは、交代する。それを繰り返しているのですから。

全ての子どもが社会に適応するように生まれているとは限りません。
魂の思いが強くて、人間なんて大嫌いという人がいてもいいですし、病気や障がいがあって出来ないことも多いけど人とは違う視点を理解できるという「個性」「長所」をもって生まれていてもいいわけですよね。

人がニヒリズムの悲劇にならないためには、その人が信じる姿勢、求める気持ち、知ろうする行為や行動を誰かが尊重して認めてあげなくてはいけません。
そしてそれは家族じゃなくたっていいんです。

逆境の心理学
「生きる意味」を求めて V.E.フランクル


人間が救いを求めるのは「異なる次元」にあっていいのだと私は思います。

「マヤ暦の奥義」のようにね・・・(*^^)v
この混迷の時代、私にマヤがなかったらと思うとwwww
脅威ですww(^_^;)!

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