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私はなぜ占い師をしているのか

私のしている仕事には「占い師」という名前がついています。
正直あまり好きな言葉ではないのですが……

しかしながら「時読み」や「天空の星読み」「カード読み」「波動読み」など、「占う」「鑑定する」「読む」という作業や行為はいたします。

古代から現代にいたるまで、権力を求め国家を支配したいと願うものは、まずは天空を味方にするために、占い師や予言者、運命を読むものを呼びつけることが常です。
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今日は私の「占い師」観について書いてみようと思います。
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何千何万人もの方を「占ってきた」結果、私は「占う・鑑定する」という行いによって、報酬や対価が得られてきたのでしょうか?


私の答えはこうです。

「20%はそうと言えますが80%は違っています」


では80%は何に対する報酬なのでしょうか?
嘘や騙し術をしたり、リップサービスをしたり、あるいは相手の気に入る欲しがる言葉をいうなど安っぽい営業マンのような働きへの報酬でしょうか?122.png148.png


私は「相手の立場に立って真剣に話を聞く」ことに対する報酬である。と信じています。

人の話を聞くだけで?と疑問を感じる方もいるかもしれません。

「占い師」という職業にとって「心から耳を傾けて相手の内なる声を聞く」ということが出来るかどうかは、非常に重要な資質だと信じます。
占術への理解や知識が深い以上に大切な素質だと思っています。
その行いが純粋な精神と愛からのものであればなお、「占い」という神託・神業に天が呼応することができるのだと私は信じるのです。


鑑定にこられる方の大半は「人間関係」について迷ったり悩んだりしています。

どうやったら好きな人に振り向いてもらえるのだろう?
どうすれば部下や上司に気に入ってもらえるのだろう?
夫婦仲や親子の仲がうまくいくにはどうすればいいだろう?
どうすれば人間関係の悩みを解決できるのだろう?


そして何より初めから本気で鑑定アドバイスを求めてくる人は少ないのが事実です。
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自分のことをわかってほしい、辛さを共感してほしい。
自分の悩みを受け止めて聞いてもらいたい、迷っている自分が大丈夫かどうか話を聞いてほしい。
苦しみに共感してほしい。
そこが入り口なのです。


迷路の入り口に立って不安でいるのに、迷路の中でのこと、途中にある障害物のこと、出口の場所、出口へ向かう方法などの詳細をああだこうだと伝えても、入る手前にいる人にとってそれらは余計に不安になるものです。



現代はネット・情報社会です。

インターネットがつながらない、携帯の電波が届かない場所に暮らしている人は、大地や自然と共存して働いている人々か、ネットや情報が無用な人だけです。自宅に黒電話があれば事足りる人々です。

そのような暮らしをする人々はあまり人間関係で悩みません。
たとえ悩んだとしても一時のことで、数日もたてば仲直りして一緒に山や畑や市場に出掛けていきます。


ラインやFBなどのソーシャルネットワークは、昨日の記事「ミラクルな引き寄せ♪」にも書いたように、確かにミラクルをおこす便利なツールです。

しかし同時に、人間関係を面倒にややこしくするツールでもありますね。

「2時間もたつのに既読になりません。」
「ブロックされたみたいです、どうしよう!」
「いつも”いいね”をおす怪しい女性がいるのですが、彼とはどういう関係でしょうか?」
「ストーカーのようにいつも自分の投稿を見ている変な人がいるのですが、ブロックして大丈夫でしょうか?」

最近の占い相談に来る方の5割はSNSでの人間関係が悩みランキング1位です。


それが良い悪いとか正しい間違っているとかをアドバイスしても仕方がありません。
なぜなら現代はネット・情報社会なのですから。
そんな「社会」という迷路のなかを私たちは毎日生きているのですから。


私は「占い師」の仕事が暇であれば、それは良かった!何より♪だと思います。
病気がなければ医者は廃業しますが、その方がいいのと同じ理由です。


私はなぜ「占い師」をしているのでしょう?

もちろん「古代マヤ文明の先住民族が紡いだ叡智や世界観が素晴らしいから、それを人々に伝えていきたい」というのも大きな理由の一つです。
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しかしそれ以上にもう1つ大きなWhyがあります。
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それは現代において、人と人がつながる信頼や絆が乏しく、信じられる家族の関係も希薄で、何を信じればいいのか、誰を信じられるのか?何のために自分は生まれてきたのか?なぜ悩んでいるのか?という問いに、学問以外の世界で答えてくれる場所が非常に少ないということです。

人生の座標を探るための地図を見せ、思想哲学や倫理、世界観について共有し、一緒にあなたが探し求めているところへ行くために導いてくれる助言者が少ないのです。

生きていることさえ意味がないように感じる人が多いのは当たり前です。
心の有様は複雑怪奇に満ちているのですから。


神が不在で神話素が生きずらい現代社会、自分のことさえわからないのに、相手のことを思いやり、話を聞くために時間をさいてくれる貴重な人は右を向いても左を見ても見つからなくなりつつあります。

だからといって「精神科や心療内科」には行きたくない。病気じゃないから。

宗教にはまるのも怖い。洗脳されちゃうかもしれないから。


でもどうすればいいの?
誰に相談すればいいのでしょうか?



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それは「話を真剣に聞いてくれて、迷路の入り口に立つ不安をまずは理解してくれる人」です。

あなたが「何」を求めているかを察して理解し、「あなた自身」がなりたい自分になるため、迷路に入ってゴールを目指すため、人生に押し寄せる複雑怪奇な人間関係に立ち向かう勇気をもつために、あなたが今どこにいて、何を不安に思っているかを知らせてくれる地図のような働きをしてくれる人です。

一歩前に進めたら、あとは自分の足で歩けるよう訓練を支えてくれる人ならなおのこと良いですね。


「占い師」を選ぶとき、「占術内容」や「経験・キャリア」「鑑定件数」などで選ぶのではなく、「本物の占い師」であるかどうかを確認しながら、道しるべとなる人を探し求めるとよいでしょう。

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現代人の心や精神世界は不安に満ちています。

だからこそ、信じられるメンター(助言者)をもつことは、あなたの人生を価値あるものとするために有用です。
そして今のところ「メンタリスト」「占い師」もその役割を担っていると信じるのです。



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cu!



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