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ボンズヴェール「森」の年に向かって

皆様こんばんは。

11月から12月って、本当にめっちゃ早いですねー!
どうしよ。って思うほど忙しい感が増します。
確かに忙しいのですが、忙しさがゴム風船みたいに膨張して見えるのは何故だろうか149.png

一昨日、「知と霊の魂」のお勉強をしに中沢新一先生の講座に伺ってきました。

講座「ボンズヴェールの智慧」




ボンズヴェールとは何ぞや?については、上記リンクサイトを参考にお読みくださいね。


第1回目の講座にも伺っていて、ふむふむ。なるほど。と思いながらもどこか「仏教」という言葉の世界に、キリスト教を主軸に生きてきた私は多少及び腰だったところがありました。




がしかし、今回のお話と言霊たちは私の魂と腑に落ちました!

仏教がすごいという気づきの前に、まず中沢先生と宮崎さんの会話がめっちゃ楽しい113.png165.png
お話を聞きながら脳が「アハ!」「アハ!」とアハ体験を繰り返しておりました。


この「アハ!」を少し書いてみます。
象徴世界観的なところの深いお話なので、多少よくわからない感があるかもしれませんが、お二人の世界がそのような感じでしたから(((o(*゚▽゚*)o)))!


●お坊さんも、築地の仲買いさんたちも、ガーデナー(庭師)だよねー!

お寺では古来から「庭」の存在がとっても神聖な気をもつ重要な存在だった。庭がこの世とあの世との間を渡す架け橋みたいなものだ。お坊さんも生と死の間で役目を取り成すし、築地だって生きている魚を我々の食卓へと運ぶための交通整理をしているわけだね。またお寺は「山」にあるものだ。「山」には死者がたくさんいて、山にはこの世では計り知れない神聖なエネルギーが宿っている。そうそう、「山」のもつ自然で大きな力を体現しているのがお相撲さんだよね。お相撲さんは「山」の象徴なわけ。だから「寺の庭」もお相撲さんの「土俵」も「築地」も同じような中間を機能させる存在だよね。
現代社会では中間機構が無くなりつつあるから、問題だよね。

「ガーデナー、庭師」がお坊さんということを知った私の脳はジャンプしていました。

 そういわれると「占い師」もシャーマンなので、庭師かもしれないなぁー173.png

ボンズヴェール「森」の年に向かって_b0213435_11402443.jpg
●「即」ってすごいよねー!絶対矛盾的自己同一だぜぃ!日本国民は漢字を手放しちゃダメだよー

仏教の根本の教えで般若心経のなかに「色即是空(しきそくぜくう)」という言葉があるけどね、「即」ってすごいよね。
一即多
多即一

まさに西田哲学だよ。(哲学者 西田幾太郎
「即」がすごい。これは分断した瞬間にすぐくっつくという真理の語だね。「一」は「多」は別のもので分断してるけど連続している。現象的には対立している二つの事物が,実は同一であるという「絶対矛盾的自己同一」だねー
例えるなら「数」の概念に似ている。数字は1は2と異なり、2は3と異なって分断して独立しているが、同時に連続している。「一」も「多」も本質は「空」だからね。「即」という本質を表すような漢字「表意文字」は大事だよ。漢字は日本人は手放してはいけないと思うよ。(仏教の教えや哲学思想初心者なので、ちゃんと私が理解できているかどうかは疑問ですが汗)

色即是空、空即是色
【読み】 しきそくぜくう、くうそくぜしき
【意味】 色即是空空即是色とは、この世にあるすべてのものは因と縁によって存在しているだけで、その本質は空であるということ。また、その空がそのままこの世に存在するすべてのものの姿であるということ。
All is vanity.(すべては空虚である)

確かに「All is vanity」だとその本質的な意味が通じない気がします。



哲学思想的な教えや空海や釈迦や密教や華厳経などの教えが凄いというのもありますが、中沢先生の世界観が凄い!
歯に衣着せぬ中沢先生の言葉の後ろ側には、言葉じゃない世界がある。

中沢新一先生が「言葉のある『宇宙のすべての形ある物質である色』の世界」と「言葉のない『実体がなく空虚である空』の世界」を瞬時につなぎ、分断しては繋ぐ「即」なのだよねーと深く感動したのです。


帰り際に中沢先生に「先生、マヤの世界観も表意文字の概念も、仏教の世界に似ています」と伝えると「うん、そうだね。同じだよね。」と笑顔で答えてくださいました(^^♪

宮崎信也さんは、徳島の般若院のお坊様。
うーん、お坊様というより「死と生をつなぐアーティスト」みたいな感じでした♪

現在「21_21 DESIGN SIGHT」では、2017年10月20日から「野生展:飼いならされない感覚と思考」が開催中です。


展覧会ディレクターは、中沢新一先生。
「人間の文化と生活には、心の土台となる「野生」の能力が欠かせません。私たちのもつ本能であり、知性でもある野生は、創造力に大きな刺激を与えるきっかけになります。」


そういえば、中沢先生のマヤ暦サインはというと「シカ」!!!
「森を守る王者」の称号をもつサインです。
すごいよね~~~! 来年は「森」の年だよー


来年は「シカ」の年になります。

お時間あったらぜひ「野生展:飼いならされない感覚と思考」行かれてみてはいかがでしょうか💝



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